20数年間、情報デザインと付き合ってきました。まだまだ一緒に暮らしていくので、ここらでいったんまとめてみます。
デザインとはなにか。(壮大すぎ!)
これは、『まねるだけで伝わるデザイン』を書いたときに、直面したこと。
本を出すなら責任を負わないといけないな、やっぱりデザイナーとしての自分の考えを表現しないといけないなと思いまして。
上記のような感じ。
参考:https://314-store.com/blog/まねるだけで伝わるデザイン/【まねるだけで伝わるデザイン】情報を集めた後
トヨマネさんはじめ、賛同してくださるかたも多いです。形にしてよかったよ!
せっかくですので、もう少し先に進みます。
これをエド・バーネットの「40:40:20の法則」に当てはめると、どうなるか。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/エドワード・バーネット・タイラー
これは、成功して多くの売上げを生み出すかどうかは、以下の3つの要素によって決まるという法則です。情報デザインに置き換えてみます。
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①40%:誰に伝えたい?
②40%:どんな情報を?
③20%:見た目のデザイン 他
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つまり、①と②が全体の8割を占めるということ。何か伝えたいのなら、まず取り掛かるべきことは①と②であるとエドは伝えてくれてます。ヒゲが素敵!
そして、①と②にデザイン・スキルは関係ないのもポイント。デザインが苦手でも嫌いでもOK。見当た目のデザインが上手でなくても、あんまり問題ないと。
ここはデザイナーとしてムッとしたほうがいいのかもしれないけど、私はエドさんに大賛成。③の見た目のデザインは単体では2割しか貢献しない。でも①と②がしっかりできていれば、③により全体の効果が5割増しくらいにはなりますからね。100パーが150パー200パーになると実感しています。
いいじゃない!
私たちのアイドルだった校長先生は、名情報デザイナー
私が通った小学校の校長先生は、生徒から大人気でした。普通のおじいちゃんだったけどね。
生徒にとって、校長先生との接点ってあまりないでしょう。イベントとかに出てきて、最後に話すとか?そんな感じ。担任の先生と比べたら全然です。
この校長先生の場合、例えば夏休み前の朝礼で。他の先生が入れ替わり立ち代わりクドクド注意事項を述べるわけだけど、校長先生は最後に「もうみんな疲れてると思うから、私からはひとことだけ。怪我しないでくださいねー」と。
生徒は拍手喝采、「校長先生ー!」とか「かっこいい!」とか歓声があがります。他の先生は、もちろん苦い顔。生徒はいつでも校長先生のひとことが大好きでした。そして校長先生のことも。登下校で、校長先生と挨拶できたらラッキーというくらいに人気者でした。
エドの①と②を押さえた、見事な情報デザインです。効果もすばらしい。私は校長先生のことが大好きだった、今の自分は当時の校長先生の歳を超えているだろう、でもはっきりと覚えている。
すごいことです。
コロナ渦で伝わってくることは
2022年。とにかくコロナ終わって欲しい。みんなの願いですよね。
私にとって日々が元に戻るというのは、行きたいときに旅行できること。次はエストニアと決めてから、はや3年。行けないよ!ちょっと!長すぎィ!
じゃあ、少しでも早く終わらせるための感染対策としてできることは何だ?
以下、厚生労働省のサイトから。
これ、読む気する?
2年前と何が違う?
何が伝わる?
新型コロナウイルス感染症の予防
風邪や季節性インフルエンザ対策と同様にお一人お一人の咳エチケットや手洗いなどの実施がとても重要です。感染症対策に努めていただくようお願いいたします。風邪症状があれば、外出を控えていただき、やむを得ず外出される場合にはマスクを着用していただくようお願いします。
集団感染の共通点は、特に、「換気が悪く」、「人が密に集まって過ごすような空間」、「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」です。換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることを避けてください。
新型コロナウイルス の感染拡大を防ぐには、人との接触を8割減らす、移動を最小化するなどが、極めて重要です。感染爆発にもつながりかねないゴールデンウィークの帰省や旅行・遠出は、控えてください。引き続き大変なご負担となりますが、ご協力お願いいたします。
最後まで読んだ?
くまなく見た?
引用:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
私に伝わってきたのは「今までと同じだよね」。→だから読まない。
そしたら特にできることはないみたいだから、う~ん自己責任てことかいな??
同じことを同じように、ずっと、大量に、伝え続ける。
そしたら、相手は諦めて情報を受け取ってくれるのでしょうか。
ほんと?そんなこと、絶対にないと思わない?
続きます。
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