インフォグラフィックが好きなんですよ。見るのも作るのも。その中でよく、たとえ(メタファとも)を使います。
何かに例えることで、相手により伝わるからです。日常生活でも、よくありますよねー。
動物に例えると・・・、とか。
そうそう。他には?
人生を登山に例えたり。ありますね。じゃあ、絵にしようか!と。
山っていうけど
ひとことで山といっても、無限です。∞
まずは、人々の頭の中にそれぞれ持っている「一般的な山のイメージ」に近くないとね。
さらに、そのインフォグラフがどうやって使われているかによって、タッチも違ってくるのです。
まあ、伝えたいことは山そのものではなくて、何かを例えているわけなので、たいていは複雑にはならないですよねー。
じゃあ、コレ?
あっ!!これ突然出てきたら、山じゃなくて「ただの三角形」じゃね?
じゃあ、山を2つにしたらいいんじゃない。
あっ、山っぽいかも!
じゃあもうちょっと、やわらかくするかね?
??
もっと、かわいくする?
???
川とか入れる。
いいね!でも、川はいらないだろうなあ比喩として。ノイズになっちゃうからボツですな。
「あの山」はどうかな・・・。
これすごいね。富士山に見えるね。どんだけ影響力あるのか、日本人に。さすが世界遺山(ダジャレ)。
あけましておめでとうございます。正月っぽくなった。
でも、固有名詞が出てしまうと、例えには使いにくいわけです。わかっていて、やりました。
両方を、足して2で割る。
いいね!
もうちょっと、写実的に・・・。
あっ、ちょっと行きすぎたかな。
・・・ってなわけです。
これをすごい速さでやっております。頭の中とかスケッチしながらとか。
で、次は?
そう。まだ山はこんなかなーってなっただけです。
登山だから、人がでてくるわけです。
これもまた、タッチからはじめます。もっと太ってるのか痩せてるのか、手足が長いのか短いのか。荷物は何?持ち物は何?コンパス、ステッキ、地図、熊笛、ライト、雨具、食べ物。軍手いる?カラビナいる?靴はかなくていい?帽子かぶらなくていい?乗り物は、リフト?ケーブルカー?ロープウェイある?泊まる?
コレ、山を知らないとポンポン出ないですね。
そういう場合は、調べるんだよなー。いろいろ。本やネットや。人に聞いたり。自分で山に行っちゃう人もいるだろね。
それで実は、もっと重要なのはその人の行動なんです。
そもそも、どうして登山なの?この人は、何が目的なの?
・・・インフォグラフィッカーは、このあたりが好きじゃなくては絶対にできないでしょうなー。
それに、妄想する頭と、妄想を形にする手がモレなくつきます。
まあ、ヘンタイと思います。
インフォグラフィックの話だったのに、山に行きたくなってきたYO!
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