講座について語ります。今日は、⚑なぜあの人の資料はわかりづらいの?原因はコレです/基本①について。

 

 

想いが深い講座

おかげさまで、ストアカ講師を始めてもうすぐ満2年。ただいま21講座あります。いろいろ振り返ってみたいと思います。

本講座情報:

・開催回数:28回

・ご参加人数:177名

・受けたい:469名

ご参加くださったみなさん、そして興味を持ってくださったみなさん。本当にありがとうございます。

この講座は私がストアカでは始めて作ったものなので、特にいろんなことが凝縮されています。講座では毎回毎回私自身の気づきがありまして、初回のものと今現在の内容は、まったく違うと言ってよいかもしれません。

ビジネスマン×資料=この講座として、「基本のき」をお伝えする90分です。

 

プレゼン資料、基本のきとは

ズバリ、相手にとってちょうど良い情報量を知ろう、をみなさんと考えます。
20年あまり情報デザイナーをしていて、ここが一番知られていない&のに効果があるところと実感しています。

世の中の資料の情報は、とにかく量が多すぎるんですよね。みなさんはすでに気がついている。
でも、そのままなんですよ。

それぞれがいろんな理由で、そのままなんだと思います。

・減らす必要がない

・減らし方がわからない

・減らしたら上司に戻せと言われた、など。

よくわかります。私もずっと、そういう環境におりましたので。

 

そもそも資料とは

資料の目的は、相手に行動を起してもらうことです。例えば、自社の製品を紹介する資料。商品のすばらしさを伝えて、相手に欲しくなってもらわないとなりません。

行動を起してもらうには、「欲しくなる」の先にある→「購入する」になってもらいたい。そのために資料はどうあるべきかのヒントを、私の実体験を元にこの講座で紹介しています。

ここで一番効果があるのは、量を減らすことです。これ本当。みなさん、多すぎますよ・・・。でも、とにかく減らせばいいというわけではありません。そりゃそうか。

重要なのは、要約をしないことです。要約したら、とてもつまらない内容になってしまうからです。

要約は言い方を変えると論理的=全体像でもあるので、それって本当につまらないよね。物語で言うと、あらすじってことです。つまり、あらすじでは相手の興味をひけないんです。

 

なぜだか、わかりますか??

story 

 

あらすじではNGな理由

10年前、スマホがみなさんの手にいき渡っていないときは、あらすじでも良かったかもしれない。でも10年たったら、環境がすっかり変わってしまった。今や、世界中の情報が自分の手の中にあり、それを検索できる。

ここを踏まえて欲しいです。みなさんに是非。これが私、情報デザイナーの役割だと思っています。

昔は、情報自体に価値があったんですよね。それ、知らない!すごい!とか。
対して今は、新情報をもらっても、あそう、という感じ。誰も驚いてはくれません。知ってるよと返されたり。どこ情報?とソースを聞かれたり。

ですから、いくら自社の製品のメリットを伝えても、相手はすでに知っているかもしれない。または知らなくても、Googleが瞬時に教えてくれるでしょう。しかも、クチコミという手段で。

これが、あらすじではいけない理由です。
ですから、相手に興味を持ってもらうのは、誰も知らないことを伝えなければならないのです。

 

外注さんたちの仕事

外注デザイナーさん(私も外注デザイナーです)や、外注のディレクターさんやコンサルさんが、あなたの自社商品のメリットを知っているはずがないんです。当たり前だよね。

多くのデザイナーは、もらった資料の見た目をキレイにする。これが仕事です。デザイナーはこの作業を「伝わりやすくすること」と言うだろう。そうです、ぜんぜん間違っていないです。

でも、元の資料の内容が、10年前のセオリーどおり「あらすじ」だったらどうなるかな?
もともと相手が知っていることをキレイにしても、何で今更?と思われないかな?

 

スマホって、音楽も聴けるし、道も案内してくれるし、辞書が入ってるのと同じだし、メールもスケジュール管理もできます。なんてことをキレイな資料で語られたら、どうでしょうか。

 

ものすごい、違和感ないですか?

 

馬鹿にしてんのかな?とか。これなにか、企みがあるのかな?とか疑ったり。笑

多くの場合は、「で?」となると思います。
その、「で?」の先を知っているのは、あなただけなんです。

その先が、相手の知りたいことなんです!
(ここ、情報デザイナーの気づきです)

designer

 

講座では

講座では上記のことと、もうひとつ重要な「人間の能力を知ること」をベースにご自分の資料を修正していきますよ。全然難しくないです。大丈夫大丈夫。

でも、「そこは自分で考えることではない(マーケ部の仕事だ)」等と思い込んでいる方などにとっては辛いというか、とても困ってしまうかもしれません。

しかし、そこをご自分で考えなくてどうするか。外注が知ってるわけないですよ!どうでもいいところをデザインでわかりやすくしても、「知ってるよ」となるか「なにこれ、こわい」となってしまいますよ!

(ↂↄ̫ↂ)

 

以上、講座の一部のご紹介でした。
気づきがあった方、是非是非ご自分で実行してみてください!

もし、やってみたいけど何からはじめて良いかわからない・・・という方は、講座でお待ちしています。お気軽にどうぞ。

https://www.street-academy.com/myclass/5519
⚑なぜあの人の資料はわかりづらいの?原因はコレです/基本①

 

世の中から、わかりづらい資料が減りますように。あー、本当にそれだけなんだよなっ!(身悶え)mi