ラ・フォル・ジュルネ、知ってますか。なんか読みづらいでしょ。

 

認知度はどれくらいなのか・・・

 

これは、東京の国際フォーラムで行われるクラシックのお祭りです。毎年5月の連休あたり、3日間ほど開催されます。ここ数年、毎年楽しみにしております。

ラ・フォル・ジュルネは、1995年、フランス西部の港町ナントで誕生したクラシック音楽祭。「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)」のネーミングそのまま、ヨーロッパの数ある音楽祭の中で最もエキサイティングな展開を見せています。

 

毎年テーマとなる作曲家やジャンルを設定。コンベンションセンター「シテ・デ・コングレ」の9会場で、同時並行的に約45分間のコンサートが朝から晩まで繰り広げられます。演奏者には旬の若手やビッグネームが並び、5日間で300公演!を開催。好きな曲を選び、1日中、音楽に浸ることができます。

 

その人気は国外へも拡がり、2000年からポルトガルのリスボン、2002年からはスペインのビルバオ、2005年からは東京国際フォーラムで開催。2008年には金沢とブラジルのリオデジャネイロ、2010年には新潟、びわ湖、ワルシャワ、2011年には鳥栖、2015年にはロシアのエカテリンブルクで開催され、いずれも大成功を収め、クラシック音楽界にセンセーションを巻き起こしています。

 

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公式HPより:
http://www.lfj.jp/lfj_2016/history/article_01.html

 

ミチヨ商店は、No music, No life.  しかし、クラシックは嫌いではないけど大好きでもない。なのになぜ、毎年楽しみにしているのかというと。

前夜祭があるからです。

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これは、去年の前夜祭の様子。

右の青いバルコニーに、指揮者がいますね。手前には、座って演奏するみなさんがいるでしょ。その奥に、たくさんの人が溢れていますよね。

この人たちは、みんな一般人。楽器や声で演奏に参加しているのです。その周りをギャラリーたち、聴いている人たちが取り巻いています。

楽器を演奏しなくても、聴くだけでももちろん参加OKなのです。

演奏する場合は各人、提供された楽譜を事前にダウンロードしパートを練習。当日は、ぶっつけ本番での自由参加です。

今年用意されている楽譜の種類は、

フルート、オーボエ、ホルン、クラリネット、ファゴット、サックス、トランペット、トロンボーン、チューバ、ユーフォニアム、ティンパニ、パーカッション、バイオリン、ヴィオラ、チェロコントラバスなどなど。

そして、

ソプラノリコーダー、ピアニカ。
ソプラノリコーダー!小学校で吹いていた、あの縦笛。

そしてそして、これがミチヨ商店のパート。

 

そう。私も参加しているのです。縦笛でね。ピーピー。

当日の演奏は、どなたでもお気軽に参加いただけます。

 

どなたでも。しかしながら、縦笛とピアニカで。

はじめてこの前夜祭のプログラムを知ったとき、これは面妖な!と思いまして。

ちゃんとした楽器を持ち込んだ人達に囲まれて、自分が必死に縦笛を吹いている姿をイメージしたらもう、あまりにウケてやるしかないと。

だって自分、大人だよ?成人よ?縦笛よ?

Recorder

 

で、参加しています、毎年

 

初参加のときは、そうは言えども当日ややビビッてしまい。駅で降りて、国際フォーラムの中庭に向かう途中、だんだんと下を向いて歩く。

だって縦笛なんだもん。バイオリンとかじゃないもん。大人なのに。ハズカシイナー。でも、家でもちゃんと練習したし(涙)、やっぱりやろうやらなくちゃと自分を励ます。

楽器を持っている人がたくさん見えてきた!中庭がうまるくらい、ぎゅうぎゅうだ。「参加する方はこちらへ!」声がする方へ向かい、その輪に入っていく。音の洪水。いろんな楽器の音がする。歌声もする。みんな興奮しながら、真剣に最後の練習に余念がない。

その真剣な迫力に負けそうよ負けるよ。でも小さく楽譜をセットし、自分も「ピー」と音を出したり誰に向けてでもなく「ニヤッ」としてみたりしつつ、始まりを待つ。

 

そして。全員の視線が指揮者に集中し、その手が振り下ろされる瞬間・・・

 

今年の課題曲は、ホルスト。組曲「惑星」より木星とのこと。
楽譜もダウンロードしたし、今回も縦笛でがんばるよ。ピーピー。

 

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