ビフォーアフターで、図解をしてみます。図解で一番大切なことって、なんだかわかる?

 

 
関連記事:
HTTP://314-STORE.COM/BLOG/編集/【禁断のパワーポイント】これ、詰め込みが足り/

 

今回のビフォーはこちら

 

一番上の行にある、「エネルギーキャリア技術とは、水素の製造・輸送・貯蔵・利用技術(液化水素・有機ハイドライド・アンモニア等へ変換する技術を含む)。」

なんだか難しそうなので、これを図解したいと思います。

 

im02

 

 

エネルギーキャリアって、なに?

 

エネルギーキャリアは、発表自体のタイトルにもなっているのです。なんだろう。エネルギーは、エネルギーでしょ。

問題は、キャリア。キャリアって、経歴??エネルギーの経歴???エネルギーキャリア10年、とか使うのかな。

わかった~。ウィスキーとかに何年ものってあるじゃん。あれじゃない?

少なくとも4、5年は寝かせないと一人前の原酒にはならないとか。スモーキーフレーバーが強すぎるとかさ。マッサンが言ってたよ。

石油とかを寝かせるってことじゃない。寝かせると、よく燃えるんじゃないの?!

 

・・・なわけないよね。

nikka
ニッカウヰスキー ホームページより

 

図解で一番大切なこと

 

ここでちょっと、図にすることについて。

図解で一番大切なこと。それは、知っていること、です。内容を知りよく理解していないと、図にできません。

当たり前のことなんですが、実は結構、知らないまま描いてるケースってありますよ~。胸に手を当てて、考えてみる・・・。

知らないままだと、それが間違っていてもわからない。正しくない内容が、相手に伝わってしまいます。それは避けねばなりませんね。相手のほうが詳しくて、指摘を受けたりして。恥ずかしい!

ですから、わからないことはナッシングの状態にしないとなりません。

 

また、実際に図にしたことがあるかたなら経験があると思いますが、調べたことをバーンっ!と全部描いてしまうと、どうなるか。

まずは、いろいろな形をした図形と、直線だらけでいっぱになる。そしてたくさんの矢印が、あらゆる方向へ飛んでいきます。その先にはさらに図があったりして。色別がとってもカラフルになり、正しく伝えたいから文字もいっこうに減らない。

その結果、読み解く元気を持っていかれちゃうような図のできあがり。
大迫力です。

迫力やパッションを伝えたいなら大成功なのですが、内容を理解してもらいたいなら、もっとわかりやすくシンプルにしないとなりません。優先順位をつけて、情報を合体させたり削除する必要がある。

そのときに、やっぱり図の意味を知らないとできないわけです。グラフと似ていますね。

グラフは、メッセージを強くしてくれるところを抜き出します。できたグラフを全部見せたら、ただの調査結果です。そこから何を伝えたいのかが、相手にはわかりません。

関連記事:
https://314-store.com/blog/編集/【禁断のパワーポイント】グラフを作ろうじゃな/

 

ということで、わからないところはなくしてから、図を描いていきましょ~。
別に、図にでなくても、自分の資料に不明点があったらマズいですよね。

 

ちょっと脱線休憩

 

唐突フォーエバーですが、昔の人が書いた「きりんの絵」って、あるでしょ。似ても似つかないやつ。

kirin2

これは、キリンビールのラベルにいるやつだけれども。(さっきのウィスキーと、酒つながり?)

 

このきりんって、実物を見たことがない人がその説明文から想像で描いたって、思ってらっしゃる?
「体は鹿、顔は龍、牛の尾と馬の蹄、雄は頭に角がある。毛は5色で、ボディーは黄色。」

それ、正解です。でも、この場合のきりんは、イコール動物園にいるきりんでなくて、もとから空想の生き物のきりんを描いているというのは、知ってましたか?

古代中国に、聖獣・麒麟ってのがいる。そっちのことです。千年生きるんだって。

へ~。じゃあ、似てなくてもあたり前だったね。
・・・じゃあなんで、動物園のきりんが聖獣と同じ「きりん」って名前なのかというと。

 

きりんが明治時代に来日?したときには、ジラフって英語名がちゃんとついてたんだって。でも、その姿カタチが日本人にとってはあまりにも衝撃的すぎて、その驚き度を表現したいあまり、みなさんが

 

見たことない→空想の動物→麒麟から、

 

「信じられないよ!すごいの見たよ!麒麟レベル!」と、聖獣の名前を駆り出しているうちに、いつのまにかきりんになっちゃったんだってさ。

日本人、すんごいビックリしたんだね。(笑

kirin

 

・・・話がすっかりそれましたが、
知らないことを図にはできないよ、ということが言いたかったです。

 

それで、書くためには、エネルギーキャリアを理解しないといけないってことでしたね。

 

エネルギーキャリアとは?

 

調べてみました~。以下、主なエネルギーキャリアの説明文です。

 

エネルギーキャリアとは、エネルギーの輸送・貯蔵のための担体となる化学物質を指す。 現在我々が利用している石油、ガソリン、天然ガスなども含まれるが、環境関連技術として昨今注目されているのは、水素、有機ハイドライド、アンモニア、メタノール、金属マグネシウムなどのエネルギーキャリアである。

 

???

 

再生可能エネルギーをエネルギーキャリアに転換して輸送・貯蔵できれば、国内に偏在する再生可能エネルギー資源を最大限に活用することが可能となる。

 

???

再生可能エネルギーが、どうしたって??

 

再生可能エネルギーとは、「化石燃料以外のエネルギー源のうち永続的に利用することができるものを利用したエネルギー」を指す。具体的には、太陽光・風力・地熱・中小水力・バイオマス・海洋(波力や潮力)などによる発電や太陽熱などの、自然由来のエネルギー源である。これらのエネルギーは、CO2排出量がゼロか、極めて少ないという特徴も持つ。

ここまで、大和総研グループホームページより

 

・・・なんか、ちょっとわかったかも。

 

水素エネルギー社会の到来を控え,水素含有率,低環境負荷,取扱いの容易性等において総合的にエネルギーキャリア(エネルギーの輸送・貯蔵のための担体)としての利用にふさわしいものとなり得る窒素化合物や炭化水素,無機水素化物等の高効率変換・利用技術を創出する。そのために,以下の目標の達成を目指す。

○再生可能エネルギーを効率的に化学的なエネルギー(エネルギーキャリア)に変換するための基盤技術の創出
エネルギーキャリアから,電気エネルギーを取り出し利用するための基盤技術の創出
エネルギーキャリアを安全に輸送・貯蔵する技術の創出

文部科学省ホームページより

 

・・・だんだん、わかってきた気もする。かも。

 

資源を持たない我が国にとって、次世代の再生可能エネルギー時代におけるエネルギー問題解決の切り札としてエネルギーキャリアの開発が注目されている。エネルギーキャリアとは、酸化還元的に水素などを貯蔵できるメディアであり、これを用いて世界的な適地に大規模な太陽光発電や風力発電システムを設置したうえで、エネルギーキャリアに変換して輸送して国内でエネルギーを消費するシステムが構築可能となる。

早稲大学理工学研究所 研究紹介ホームページより

 

だいたい、わかったかも。早稲田君のが、一番ヒントになりました。

キャリアっていうのは経歴でなくて、キャリーとかキャリアーのほうですね。
運ぶってことね。こっから、つまづいたYO!

 

なんと~、時間かかった。つきあわせて、すんません。
(でも文字ばかりで、図が1個もなかった!それって、すごくない?なんでだろう?!)

 

では次回、図にしていきますね。できるかな?mi