ビフォーアフターは、やってみたらやはり身につきます。元原稿ありがとうございます。
今回も・・・、できますかいな。

 

 

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今回のビフォーはこちら

 

引き続き、サイトで見つけた資料の内容理解を深めるために、アフターを作ってみようと思います。シリーズで始めました。

決して、わかりづらい!と言いたいのではありません。誤解のないようにお願いします。関係者のみなさま、どうぞご理解くださいませ。

第3回目は、こちらを。よろしくお願いしまっす!
真摯に、この資料と向き合いさせていただきます。

今回は、図解を中心に。こちらは、表紙以降の6ページ分です。

 

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資料の第一印象

 

パッと見て、こんなことを感じました。

  • ページごと、文字が多い
  • 文字だけのページが長く続く
  • 全部同じページに見えてしまう

 

全部同じに見えてしまうと、見ている人の記憶に残りづらいのです。そして、集中が解除されていきます。
できれば、変化やメリハリをつけたいですね。

 

ということで今回のアフターは、次を課題に考えてみます。

  • 文字量を減らすトレーニング
  • 図解への考え方

 

アフター1枚目

 

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気になるところは、次のとおりです。

  • 余白が少ない→息苦しい感じ
  • 文字量が多い→印象に残らない
  • 箇条書き→この分け方でOK?

 

下ごしらえ

 

内容を確認しながら、文字量を減らしていきます~。
まずは、文字だけを抜き出します。

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現在は、内容を3つに分けておられますね。

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このカテゴリーをいったん取り除いて、ひとつの文章からキーワードを抜き出します。
機械的にすればいいので、それほど難しくはないですよ。こんな感じ。

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キーワードだけを抜き出しました。
おっ、すっきりした~。

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そして内容を見直してみると・・・。

だいたい、2つに関することを伝えています。文章の順番を入れ替えると、こんな感じ。

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↑ 一番下の、「統合的な研究開発の推進」は、このぺーじになくてもいいかも。
背景らしくないし、とても平凡な内容だからです。「統合的に開発を推進」するのは、このプロジェクトに限らず誰でもしないとならないことですよね。

よくある項目で文字量を増やすと、本当に伝えたい項目がまぎれてしまいます。また、伝えたい項目の価値がうすれるようにも思います。それは残念ですよね~。すっごい、いいこと言うのに。これから。

 

そしたら、ほら。
こんなにシンプルになりましたよ!この2つが伝わるように表現しましょう。

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箇条書きは、ともすると、つらつら書いてしまいがちです。項目も、思いついた順に分けてしまうこともある。

背景といった導入部分で助走的なページですが、常に何を伝えたいのかを考えるクセをつけたいところです。

そのとき、項目のタイトルを先に決めて上から羅列していくんでなくて、伝えたいことをピックアップしてから、同じグループを作っていったほうがいいですよ。

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先に決めてしまうと、伝えたい大切なメッセージが薄れるからです。その小見出しにあった項目を考えることになるから、可能性をとても制限してしまう。「必要性」とか「重要性」、「競争力」って、とてもよくある当たり前な言葉だし・・・。すごく、もったいない。

 

うわっ、科学っぽいのキタ~!!って、相手のテンションをあげたいじゃない。科学特捜隊みたいの!

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新ウルトラマン列伝公式ブログより

 

 

慣れちゃえば、簡単ですから! がんばりましょう!

 

表現のしかた

 

このページは、本文の1枚目です。スタートダッシュで、相手の印象に残しませんか?
はじめてガッと相手の心をつかめたら、幸先いいですよね。

それなら文字表現でなく、図解やグラフにしてみましょうか。

 

そして、まず思ったこと。

「エネルギーギャリア」って、一般的に使われている言葉ですか?
私は、知らなかったです。

これは、発表のタイトルにもなっています。
エネルギー、は、いいすよね。エネルギーでしょ。

気になるのは、キャリアです。キャリアって、経歴??エネルギーの経歴???

 

さらに、本文にこうありますよ。

「エネルギーキャリア技術とは、水素の製造・輸送・貯蔵・利用技術(液化水素・有機ハイドライド・アンモニア等へ変換する技術を含む)。」

 

???

 

ということで、次回へつづく!mi