ビフォーアフターで例を挙げるのもいいよねと思い、ビフォーになりそうなプレゼン資料を探していたところ、「これは・・・??」というサイトを見かけました。今日は、そのお話。
詰め込む気持ち
詰め込むという行為は、どうして起きるんだろう。
サイトを前に、マンガの様に腕を組んで頭を傾け、深く考えてしまいました。
詰め込むって、どいういうの。
お菓子、つめ放題。得じゃない!楽しいし。
お得という気持ちなのかな。
でも、ありがたいものだけでなく、そうでないものもあるのでは??
情報を詰め込むわけ
旅行のパンフレットって、ありますね。
あれって密度200%で紙面を盛り上げているのだけど、なんでそんなにテンション高いのかというと、そのような指示を受けるのだって。隙間あけるな、文字でも写真でもイラストでも、とにかく詰め込めって。
きっと、読者のニーズとマッチしているんでしょうね。楽しそう!行きたい!!ってなるような。
ミチヨ商店は15年越えで、マニュアル業界におりました。
現場にいながら、「もしかして、自分以外の人が書いたものや他の会社や製品の、まるで昔の電話帳のように重たく小さい文字でぶ厚いマニュアルを手にしても、すげ~読みやすい!って思うのかな」と、本気で思ったこともありました。
(まあ、そういう単純なことではないのでしたが。)ちょっと、悲しい思い出・・・。
ちょいとご紹介
そんな忘れていた記憶までも蘇らせる、ネットで見つけた資料はこんな感じです。パワポで作られた資料と思われます。
すべて、内閣府関連のサイトからダウンロードしました。
まずは1枚目。明朝体?文字多すぎやしませんかね。 文字の色分けも。プラス記号がありますね。これは・・・? 1)と2)と図の関係は?むっむずかしい!!!
これは・・・。作るの大変でしたね。「主な事項」って、ことはもっとたくさんあるんですね。そして余白ゼロですね。 すごい!
図にしてくださったのですね。色分けも。う~ん、しかしこれはどうなって・・・。左下すみのは、テンプレートの柄かな?
これも余白ゼロですね。トレンドなのかな?右端にも縦に記載がありますね。文字が小さい気が・・・行ったり来たり。流れですね。
これは断言しますが、後ろの人は絶対に読めないです。 伝えたいことが推移だとしたら、表でいいのかな・・・。
寒色でそろえているうちに暖色も入ってきたかな。イラストのテイストがいろいろですね。バラエティ。
これはもう、すごい。すごすぎる。どうしたらいいのかわからない。余白なんて、そんなものいりませんね!
引用先:内閣府より SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)公開ワークショップ
http://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/140205ws/ws140205.html ほか
資料の存在理由と目的
上記はおおむね、プレゼン資料のようです。配布資料でもあるのかな。
とにかく、詰め込みの多さに驚きました。ハンパない。全員優勝。
発表者も、もちろん他の人の資料を見ますよね。シンプルな資料を用意していたら「やべえ、オレのってスカスカじゃん」そんな風に思って、次回からはものすごい盛り盛りぎっちり文字ちっちゃ!にするのかな。
いやその前に、上から指示があるか。「みっともない。もっとリッチに!」とか言われるのでしょうか。リッチ?ほんと?
このときに相手に伝えたいのは、資料の中身ではないんでしょうね。オレってすげえ知ってます、すっごいやってます、持ってます、頭にたくさん詰まってます、あふれんばかりですという印象を与える合戦で。お互いけん制し合う必要もあるのかな?
そういう風に思ってもう一度資料を見返してみると、あ~、やってます感はすっごく上手にアピールできてるし、こちらの読み込もうとする気持ちも1秒でぴしゃりと跳ね返す力もあってなんかスゴイ。
終わったあとに「(専門的?なのか全然よくわからない)・・・ご苦労さまです」って言いたくなる。
これって魔力?さすが~・・・って、それでいいの?
何を伝えたいのかというと、資料の中身ではないのでしょう。
印象かな。
でもその場に、国民は参加してますよね
というより、内閣府の人。
あなたこれ、わかりやすいの??
(これじゃあ、昔と同じ(涙)
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