昨日、ホストに招待されてデザインの講演をいたしました。パワポでいくつか設定した項目をご紹介します。
オンラインセミナーは対面と同じく、少人数で開催しております。これまで私、数十人相手にオンライン講演をしたことがありませんでした。昔、リアルで600人というのはあったけど。←スゲー緊張しました。笑
それで今回、いろいろ勝手が違って面白かったのでご紹介しますね。(面白かったのは私だけか。ご参加者のみなさん、モタモタしてごめんなさい!)
OSはWindows10、パワポは2016です。
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1. パワポ資料での確認
今回は、パワポをスライドショーにしてこちらが語り続けるタイプの講演です。時間は1時間。長めですよね。それで、オンラインということもあり資料の枚数を多くしました。私はそもそも、対面のときもページ数が多いんだけど。
そして普段はめったに使わないのですが、パワポの発表者ツールも便利かな?と。いつもはPDFのことが多いので。なんか面白そうな予感がしたので、やってみようと思いました。
1-1. メモ欄
まずは、スライドの下にあるメモ欄。発表者ツールを使うのは、このメモをこっそり見たいからですよね。あると安心。でも何かの拍子にスライドショーから標準モードに戻ったとき、参加者に見えてしまいます。
対処法としては、1ページ目には記入しないというのがある。でもでも、発表後に参加者から「20ぺージについて聞きたいのですが」などと質問をいただき、では該当ページを開いて…なんてときにチラッと見えちゃうかも!
なので、私はノート欄をデフォルトで非表示に変更しました。これは、普段あまり開かないところで設定します。
ファイルメニューの[オプション]→[詳細設定]で、[表示]の一番下にある[この表示ですべてのドキュメントを開く]を「標準表示モード(サムネイル、スライド)」にします。よし!
デフォルトを変更したので、資料を閉じても非表示の設定は保存されます。
ノートを表示したいときは、画面の下側にある[ノート]をクリックすればノート欄が出てきます。
もちろん、この画面で見えなくなっただけなので、発表者ツールでは見えますからご安心を。
なお、上の画面で標準モードを[スライドのみ]にすれば、デフォルトでサムネイルも非表示にできます。
1-2. リボンの表示オプション
当日はあらかじめパワポ資料を開いておいて、発表時に①zoomの[画面共有]→表示されたサムネイルの中から②の画面を選択→③[共有]で、自分の画面を共有できると。①と②ではまだ参加者に共有されないので、自分にしか見えません。
③のタイミングで全員と共有するんだけど、そのときスライドショーの画面を表示したいよね。
なぜかというと対面のときは参加者のみなさんが入室する前に、資料の表紙をプロジェクタで映しておくからです。講座名もわかるし始まる雰囲気も出せるので、あったほうがいい。
その習慣のせいで、パワポ起動直後の標準画面が映ることに非常に抵抗がありました。標準画面は舞台裏、みたいな感じ。講師病か?!
で、舞台裏を見られちゃうなら、少しでも片付いてた方がいいなと思った。自分の胸に手を当てて聞いてみたわけです。あなた、いったい何が気に入らないの? と。はい、すみません。左列のサムネイルの表示は、それほど気にならないですが。
どうやら、画面上部のメニューが見えるのが嫌なんだと気づきました。イラレやフォトショ含めて資料等を作るときはメニューを使ってデザインしていくわけですが、それが私の”裏方感”を強めているのかも。
ちょっと、ビョーキですかね…。
このビョーキの対処法は簡単。
上辺のオレンジ色のバーにある[リボンの表示オプション]で、[タブの表示]だけに変更できます。
そうすれば、上部のメニューが見えないです。オッケーオッケー。
一番上にある[リボンを自動的に非表示にする]と、まーた全画面表示になって最小化できませんよ。なぜなの! 全画面表示を元に戻すにはEscキーを押すなどアクションが1つ入るので、あまり好きではありません…。
2. 画面表示用にスマホ
私の作る資料は写真が多いので、資料が完成したらファイルサイズを小さくしています。ファイルメニューの[オプション]→[詳細設定]で、[ファイル内のイメージを圧縮しない]を外します。かつ、[イメージのサイズと画質]にある[既定の解像度]を96dpiに設定すると、ファイルサイズはかなり小さくなります。(元に戻せないので注意)
今回の資料は、この設定をしても20MB程度ありました。ちょっと大きいね。それでも自分のPCでは、ページからページへ移るときのタイムラグはまったく気になりません。リアルであっても、その画面をプロジェクタに写すのだから問題なしです、
でも、zoomだとどうか?
答え。タイムラグあります。特に写真、そして写真が続く場合。
大きいときは3秒くらいあった。えー。
このタイムラグを知らずに進めてしまうと、参加者のみなさんの負担になりますよね。さらに、ページによってまったくないときもあれば、3秒のときもある。
ですので、端末を2台にしました。発表はノートPCで、確認用にスマホ。このとき、アカウントは2つ必要です。1つのアカウントにつき1台です。
当日は、スマホをチラ見でタイムラグを確認しながら話しました。
2台使うときに、必要な設定があります。それはハウリング防ぐこと。ハウリングすると、ものすごいことになります。
知らずにこの現象が起きたときは、何が起きたかわからず慌ててスマホのzoomを終了させましたが、本当にびっくりした。しばらくドキドキが止まらないほど、大きな音でした。気を付けてください。
スマホで入室したら、無言で[オーディオの切断]をすれば大丈夫ですよ。
アカウントの表示名は両方とも同じ、氏名でした。同じだとホストさんが困るのかな?と思ったんだけど、2台接続するのをお伝えする以外には何もしませんでした。
当日、参加者の中で、名前の後に「メイン」「サブ」と付けている方がいて、おー!さすが! とテンションがあがりました。まねさして!
設定例)アカウントのプロフィール 名:深田美千代 姓:メイン
3. 発表当日
いよいよ当日。わくわくしています。
3-1. 表示の順番
次の順番で、資料を表示します。
①あらかじめ資料を開いておく
②zoom入室
③画面共有で①を選択
④スライドショー→発表者ツール(Altキー+F5で一発表示)
ここで気をつけたいのが、順番です。発表者ツールの画面を表示させてから、画面共有しないこと。ノート部分が入った画面が全員に見えてしまうのです。スライドショーを共有してから発表者ツールにしても同じ。
ああっ!こんなに頑張って準備してきたのに!
さらに、発表が終わり質疑応答に入る前、画面共有を閉じた後も同じ。
zoomの[一時停止]を使い再度発表者ツールを選択して画面共有すると、元画面が映ってしまうんですよ。ははは! どうしろっちゅうの。
いろいろとやり方はあるのだろうけど、複雑なことは私は覚えられません。涙
ですので、初めに画面を映すときも再度のときも、画面共有するのはパワポの標準画面だけと決めました。
そのために、舞台裏も整えたんだもんね。
3-2. 画面を見ると…あれ?
よっしゃー、始まり始まり! 発表者ツールも無事表示でき、ご挨拶も終え、さあ本文へ進んでいったときに気がつきました。
ノートの部分が見えない。
参加者のサムネイルが、左半分を覆ってしまっている。事前に自分で確認しているときは、サムネイルが2つしかないので、まったく気がつかなかったのです。
なんと!
これはちょっと笑ってしまいました。
こーんなに苦労したのに、見えてないじゃん!
しかしながら、そもそもノートはいつも使わないので大丈夫でした。そのままみなさんのサムネイルで覆いながら、最後まで突っ走りましたとさ。
でも、焦ってしまうこともありますよね。対処法は簡単です。
サムネイルは自由に移動できます! ですので、ノートにかぶってる!と思ったら、ドラッグしてしまえばOK。ただし、デフォルトにはならないようなのでご注意を。
当日の発表前に、好きなところへ移動しておけば大丈夫です。
ということで、あっという間に楽しく終了いたしました。
それもこれも、ホストさんと参加者のみなさんのおかげ。オンラインであっても、温かさは伝わりますね。本当にありがとうございました!
今はzoomがメインで使われているけど、これからいろいろな便利ツールが出てきますよね。きっと。楽しみに待ちましょう。
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