有事のための、備えチェックシート作成をお手伝いしました。
社会貢献のかたち
全国にネットワークを持つ処理業者の会から、お声がかかりました。
処理業は、ビンカンなど資源のリサイクル回収や産業廃棄物の収集・運搬などが主な業務です。
全国スマイル・プログラム
HTTP://SMILE-PROGRAM.COM/
全国から志を同じくした処理業者さんが集結し、活動をしておられます。
志とは、特色を活かした社会・地域貢献に取り組もうとういもの。
その目的のひとつは、「住民が理業者に持つイメージの払拭」です。
街のみなさんに根拠なく、怖そう・・・とか思われてしまうと。
う~ん、ガテン系の宿命かもしれないですね。
私たちデザイナーも、世間一般からは「変態」と思われてしまう。(これは当たってるから、しゃーない)
怖くないっス、ってことですよね。そのために何ができるか。みんなで集まって知恵を出し合い、全国に展開しようと。
なんと、すばらしい!と思いました。参加できることに喜びを感じました。
そして、今回の私のミッションは、有事対応マニュアルの作成です。
どんな情報が必要か
有事。とてもとても大きな課題です。
地震などの有事は防げないけれども、備えることでダメージを軽減することはできる。
備えるものをリストにする、それだけでは足りないと思えてきました。
東日本大震災のあの夜。東京都心は帰宅困難者であふれかえり、底冷えのする3月の深夜、家族と連絡することもままならず、それでもそれぞれの家を目指して、いつもとまるで異なる風景の中を大勢の人が歩き続けました。私もその中のひとりです。
人の優しさを感じることもたくさんありましたが、やはり恐ろしい出来事だったと思います。
でも、それなら今、自宅の備えが完璧かというと・・・。そうでもない。あんな経験をしたのに!
人間って本当ダメだねー。
ですので今回も、備えのリスト情報がいちばん大切だけれども、別なしかけも必要です。
それは、社長たちが「備えなくっちゃ!」と思う動機付け。経験がないと何だか人ごとであるし、経験があっても忘れてしまうからです。
知らないことばかりでしたが、不安はありませんでした。
なにしろ全国規模ですので、東北や熊本のみなさんもメンバーにおられたからです。
あとはそれを、どういう表現にするかです。これは自分の仕事。
有事だからと神妙に真面目にしてしまうと、手にとってもらえません。
決してやりすぎず、社長たちの気持ちを惹きつけるコンセプトとは・・・。
お礼
有事への気持ちをこんな形で表現できるチャンスをくださった、同協議会災害対策委員会の委員長、齋藤孝志さまには大変感謝しています。素早いご決断にも。また、お忙しい中無理を申し出たにもかかわらず、当時の情報をたくさん集めてくださった小幡秀樹さまにも、心より感謝いたします。
ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。
今日も、リサイクル品を回収してくださることに感謝しつつ。
これから益々寒くなるので、お体や運転には気をつけて。
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