自由気ままに色をつけていたら、ピッカピカの資料になった経験はありませんか。
付け直すのもまた、ひと苦労。どうせいっちゅうの。
ここはひとつ、ミチヨ商店がプレゼン資料の配色をご提案します in 2015。
論理的、なのかもしれないが
「デザイン=ほぼ感性」と思われがち。その中で配色は、まあまあ論理的にできる作業かもしれません。
でも、無限の選択肢があるのに正解がないのは、デザインそのもの。
ビジネス資料作成のデザイン本やサイトでも、配色を説明しているページでは、色相環などを目にします。
↓ これは、PCCSという種類の色相環。 買ったばかりの色鉛筆など、こんな感じに並んでいるかも。 PCCSは、1964年に(財)日本色彩研究所によって開発されたカラーシステムだそうです。
↓ これは、同じPCCSのトーンマップ。色彩検定とかに出てくるやつ。
上図: HTTP://WWW.DIC-COLOR.COM/KNOWLEDGE/081128.HTMLより出典
いい感じに並んでいるから選びやすいでしょ、というシステムです。
円の向かい合わせ(一番遠いところ)の色は、逆の印象を与える。反対に、近いと似たイメージに。
他にもたくさん、世界中にこういうシステムがあります。
見ているだけなら興味深いけれど、「・・・で?」ってなる。 (なりませんかね。)
理論だけでは色を選べないのが現実なのだ
↓ アメリカの自然科学者ルード(O.N.Rood;1831-1902)さんは、140年程前に言いました。
写真: WIKIPEDIA http://en.wikipedia.org/wiki/Ogden_Rood
「葉っぱの色って緑だけど、光があたっているところは黄色っぽくて、影のところは青っぽいって知ってた?!これって、いいよね!」
ルードの色彩調和論です。 「お、おう」って感じ。
研究者って、そういうものかもしれませんけどね。
「あの~、ルード先生、プレゼン資料の配色はどうしたらよいでしょうか?」と聞いたら、
「プレゼン資料? 知らないわよ。そんなの自分で考えなさいよ!」 と、返されそう。
(なんで、おネエ言葉?)
ということで、自分で考えてみます。
次回に続く!
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