『グラスハート』は、佐藤健さん、宮﨑優さん、町田啓太さん、志尊淳さんによる音楽ユニット「TENBLANK」を描いた青春音楽ドラマです。
お盆のラストにぜひどうぞ。
この記事は、視覚情報を補足する内容を中心にお届けしております。推測やネタバレ満載なのでご注意ください。私は全10話のうち、2、4、6、8、10の偶数話を担当しましたよ。
すでに7月31日から配信中。SNSでの前宣伝も盛んに行われ、雑誌『ViVi』や『anan』では表紙を飾り、新宿駅のプロムナードにも登場しました。テレビでは私も1回CMを観たくらいなので、ご存じない方もおられるかも。
あらすじ
デビュー直前に所属バンドをクビになった一人の女性ドラマー。しかし、天才ミュージシャンが新しく結成するバンドに選抜され、運命は思わぬ方向へ。音楽への情熱と愛が奏でる青春物語が幕を上げる。(Netflix公式HPより)
その通りなんだけど、なんか少し違う気もしてモヤモヤしますね。私風に言うと、『音楽に情熱を注ぐ4人の魂がぶつかりながら成長し、やがて音楽そのものになる。』という感じです。
ストーリーの成長の中にはもちろんラブも含まれていて、女性視聴者は「そこ!」でしょう。友情の描写もあり、私もそちらにはグッときました。でも、一番感動したのは音楽、スコアの素晴らしさです。そちらもぜひ楽しんでださい。
サブタイトルあります
配信を観たら、各話にサブタイトルが付いてました。なんか、結構くるので紹介しておきますね。
1.グラスハート
2.旋律と結晶
3.約束のうた
4.PLAY OUT LOUD
5.シトラス
6.Vibrato
7.Lucky Me
8.MATRIX
9 .永遠前夜
10.Glass Heart
4人のルックスで言いたりない
「TENBLANK」の4人の他には、菅田将暉さん、レイニさん、唐田えりかさん、高石あかりさん、藤木直人さん、YOUさん、竹原ピストルさん、山田孝之さん、YUKIさんも登場します。YUKI、どこにいたかわかった? ロングヘアのお医者さん役でした。
では、まずはTENBLANのルックスや服装からご紹介します。
藤谷直季(ふじたになおき 演:佐藤健)
時系列でいきます。回想シーンで今より若い頃が出てくるのですが、若返るというより本当に子供っぽくてびっくりしました。背まで低く感じたよ、そんなわけないけど。俳優さんてすごいね。
その頃は前髪が長いのは同じですが、今よりストレートぎみで少し短く、後ろも刈りあがってる。表情にも無邪気さが残っています。大人になると普段は感情を隠しがちになるのですが、この頃はまだ「なに?」や「ヤダなー」といった表情がやや出ている感じ。8話のシーンや回想シーンに当たります。
服装は、傘をさせないくらい思いっきり大雨のときのレインコート、かっぱみたいな形の上着を着ており、そのフードもかぶってます。よく映画に出てくる、サイコ臭?みたいの。全体印象は繊細でとっつきにくい感じです。
4人の顔合わせ以降から、髪は少しウェーブがつき、少しずつ伸びていきます。といっても大きく変わりません。普段の服装は、ダボっとしたロングコート+フードが定番ですが、たまにフードはなくなる。スタジオのときに太い曲線の赤と黒のストライプ柄のセーターで、パンツが太めでした。
ステージでは、前座の時は赤と黒のチェックのネルシャツにスキニーの黒のデニム。旋律と結晶のPVでは、黒のタートルネックにふわっとしたモヘアのブルーのカーデを着てました。船のシーンでは、ファーを羽織ってちょいゴージャスでした。全国ツアーでは上下青のダメージデニム。アクセもつけてパンクっぽい感じ。タンクトップだったこともあり。雑誌のインタビューを受けるときには、まるで貴公子みたいなシャツにジャケット姿のときもありました。ラストライブの衣装はたっぷりしたオーバーサイズの白地に小花柄のブラウスで、グランジな感じがとても似合ってました。私はこのシャツの藤谷が一番好き。
体型ですが、具合が悪くなるにつれだんだん痩せていきます。最後のライブはもう折れそうでした。
西条朱音(さいじょうあかね 演:宮崎優※崎はたつさき)
藤谷の服装をつらつらとご紹介したあとに何ですが、朱音についてはおしゃれはビミョーというか。あまりこだわってないんだろうなあ、という印象です。
これは?!と思ったのは、合宿のときです。変なキャラの白いTシャツ、赤に白の線が入ったジャージのズボンに赤のカーデ。初めて見たときに「???」が頭に浮かんで、なになに朱音どうした、という感じ。そっち系? え、どっち系?
合宿=ジャージというお約束の実現、朱音だから全身赤(漢字は朱色の朱に、音)という発想。お母さんが小さい子に選ぶような。ちょっとあなた、この女子力でははユキノには勝てないでしょという。
変なキャラというのは、肉まんに眠り目の顔が書いてあるみたいの。スマホで同じスタンプを押していたので、好きなんだね。このキャラが。
足元にはこだわりがあるのか、パンツやスカートでも黒のごついブーツを合わせてます。ドラムを叩くときは、靴は脱ぎます。
注目といえばヘアスタイルで、一貫して肩につかないくらいのボブで前髪ありなんですが、一度だけオレンジ色に染めてました。藤谷に振られたと思ったときね。あと、PVのときに少し巻いてもらっていて、似合ってました。私は髪を縛った朱音の方がさらに幼く見えて好きなんだけど、ほとんど出てきません。
坂本一至(さかもとかずし 演:志尊淳)
まずお伝えしなければいけないのは、イケメンすぎる。メガネであっても、これでオタクを貫き、女子と付き合ったことがない設定は無理と思います。ちょっと、ちょっとかな?と思ったのは、いつでも朱音をじっと見ていることです。そんなに他人を見ちゃだめでしょ。それでもお顔が綺麗すぎて、キモいまでは程遠いです。
オタクっぽいあたりの服装は良かったです。いつでも同じカーディガンを着ている。合宿にも同じ服でくる。いいです。そして、前半の普段着はダボっとしているパンツ姿なのもスタイルの良さが隠れてよかったです。髪は長めのストレートのマッシュで、染めるとかもなし。黒ぶちメガネと合っていました。
服装については、なんだかんだで朱音と丁度いいトーンかもしれません。2人は年齢も近いし、いい温度感です。坂本君は内向的かと思いきやメンバーには心を開くので、普通に会話しているときとかも自然でとても和みます。
「坂本かっこよすぎ」、という感想は変かもしれないけど、でも、坂本君においてはとても好きなシーンがありまして、4話の合宿がよかった。音楽面で成長します。殻を破る。人と音を紡ぐということを自分で学びとる。いいぞ!と思いました。抑えた演技がまた合っていて、ちょっとの間、ビジュアルのかっこよさを忘れました。
高岡尚(たかおかしょう 演:町田啓太)
逆にこの方は、かっこよくなくてはならない役割のようでした。髪は長いです。バンドを組む前の頃も長いのですが、ウェーブがないので若者らしさもありました。今は黒髪のロングウルフで裾にウェーブがかかってます。肩で跳ねる感じ。おでこ出してます。眉はビッと太くてまっすぐ、目はパッチリ。顎がしっかり。
服装は、昔はスニーカーにフライトジャケット、ミリタリー寄りの MA-1なのが非常にいい味でした。生地がツルツルふわふわしてて、前あきのジッパー、わかりますかね。嬉しかったのは、その頃はギターをソフトケースに入れて街を歩いており、現在の移動は愛車のランドローバー(それも古い型の四角張ってるやつ)、そしてギターはハードケース。こいういうアイテムが私はとても気になってしまうので、差で時を感じさせるあたり、大変満足させていただきました。
今の服装は、シャツにパンツ、ロングコート、革の靴でちょっとドレッシーなときもある。が、黒革のライダーズジャケットやブルーのジャンを羽織っているときもある。たいていは黒でコーディネートしてることが多いです。
ルックスもそうですが、動作のひとつひとつがベタすぎるほど素敵です。煙草の吸い方。カップの持ち方。運転しながら缶コーヒーを開ける。そしてもちろん、ギターの弾き方。ガイドしておりますので、堪能してくだされば幸いです。
ということで、まずは4人のビジュアルの話でした。
つづく。
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