プレゼン(資料)のストーリー、って聞いたことありますか。ストーリーってなにかな?
映画007、ただいま公開中
ミチヨ商店は映画が大好き!
今年は、大作のシリーズ公開が続いています。
ワイルドスピード、マッドマックス、アベンジャーズ、ミッションインポッシブル、ジュラシックパーク、
そして007「スペクター」。↓
ボンド!!
カッコイイ~。
そういえば、このロゴどうですか。007にピストルがくっついてるやつ。
すごく作品らしいと思ってます。垢抜けてなくて(失礼!)イギリスっぽいというか。
さて先日、この公開に合わせTVで前作を放映していました。
007「スカイフォール」です。
きめポーズ、きめ顔ですな!
で、もちろん映画版も観たのですが、(好きすぎるから)TVでも観てみました。
そうしたら・・・。
編集のちから
ありゃ~、なんかコレ!ヒドイな~と思ったわけです。
映画に比べたら、画面や音が小さいとかCMが入るとかあるだろうけど。
一番の理由は、内容カットのしかたでしょう。
作品の上映時間は2時間23分。
これを2時間枠にして、さらにCMその他が15分程度を入るとして約40分カットしたんだね。
でも1時間20分あれば、もっと良い魅せ方ができたと思うわけです。
なんだか本当、ペラペラになっちゃってたよ。
悲しい、悲しすぎる・・・。
007って、こんなんじゃないんだけどなと思うわけです。
ペラペラなのは
でもこういう話、良く聞きませんか。TVでカットされまくって、別モンになってたという。
その映画の世界観や主人公が好きなら、なおさらそう思うはずです。
なぜ、そう感じるのかっていうと。
伝記などノンフィクションの映画ってありますよね。
ドキュメンタリーなわけだら、事実に反した演出はできません。
事実はフィクションと違って、そんなに年中おもしろいことは起きません。また、登場人物も架空ではないし、ご本人や関係者のことを考えると扱いも難しくなるでしょう。
ですので、エンターテイメント性を求めてノンフィクションを観てしまうと、あらっ?となってしまうことが多いです。19××年に何が起きたとか、正確な事象がちょいちょい入る。そして、上映時間も長いものが多いし。
(今年観た「ラブ&マーシー」だけは、別格だったですが。)
(上のコピーは、ちょっとどうかなと思うけど、人を入れないといけないからしかたないんだろうけど。このシーンはとっても悲しいシーンなんですよ。全然そんな風に見えないけどさ。)
話がそれました。
つまりですね、
あらすじじゃあ、ダメなんスよ。映画のTV編集の人!
魅力とはなにか
映画の魅力は、あらすじじゃあ伝わらないんですよ~。
魅力=少しずつ要約してできるだけ多くを伝えること、じゃあないんですよ~。
全体の1/3をカットしなければならないなら、まず初めに考えないといけないのは、
何を伝えたいのかひとつに絞ることなんですよ~。
たとえば007ならさ。魅力は、
電車車両の上を走る的な、ベタなアクションかもしれないし。
いまだアナログ的な秘密兵器かもしれないし。
ボンド=ダニエル・クレイグかもしれないし。
Mはじめ、定番の脇役かもしれないし。
007っていえばボンドガール、女優さんとのエロいシーンかもしれないし。
ミチヨ商店は、全体的にイモッぽいところが好きなわけです。
同じアクションでも、アメリカの「ワイルドスピード」みたいに女は尻だ!な割には健康的だし暴力シーンもあんまりないがスタイリッシュとは程遠く演歌調、とも違う。
先ほど、ロゴが垢抜けないといったけど、それも含め絶えずジメジメと暗いのがベースになっていて、それを表すように主題歌もアデルだったので、スゴイ!と思ったわけ。都はるみみたいだった。都はるみ、よく知らんけど。
はるみ~!知らんけど。
繰り返しになるけど、選ばなければ伝わらないのです。
何を一番伝えたいのかを。
アクションなのか?
俳優陣なのか?
エロなのか?
007らしさの、どこを伝えたいのかを。
あらすじは型みたいなものなので、らしさにはならないのです。
プレゼン資料のストーリー
プレゼン資料のよくある型は、「はじめに」「背景」「課題」「施策」・・・というやつですね。
1ページずつ型に当てはめてしまうとメリハリもなくなり、何が一番大切なのか、どこがすごいのかが全然わかりません~。
さらになんでもかんでも詰め込んだら、わかりづらい上に全然おもしろくなくて相手に伝わりません。全部同じページに見えたり、さらには内容まで競合の資料と同じに見えてしまうことでしょう。
だからといって見せ方=デザインを変えたところで、あんまり差別化にはならないのです。
映画でいったら、IMAXに変えたくらいかな。画面キレイだね、くらい。
普通とIMAXとどっちがいいかって言ったらIMAXだけど、IMAXでも嫌いなジャンルの映画は観ないですよね。それなら普通の画面で、好きな映画を観るはずです。
映画の編集も、その映画の大ファンだったら全然違う魅せ方ができるはずで、
プレゼン資料も型を追うのでなく、ここがすごいんだよってところを全力で説明するのが効果的です。
どこがすごいのかは、プレゼンするあなたにしかわからないのですから、
あなたが、情報を編集してあげなければいけませんのです。
難しいことではなくて、自分がこれ!と思うものを選ぶだけ。
必要ないと思ったら、「はじめに」「背景」等、とっちゃっていいんですよ!
ぜひ、お試しくださいね~。
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