目的に着いた!遊んだ!あとは、来た道を戻るだけ。なのにやっぱり失敗するのです。
どこで電車を降りるのか。なんとも基本的なことなのにね。
参考:
https://314-store.com/blog/ポーランド/【ポーランド2017-10】やっとたどり着いた席でまたピ/
ほんと、親切
前回、ワルシャワからクラクフへ向かいました。
ポーランド人のみなさんに手厚く助けられて、無事到着。
クラクフまでは、通常なら2時間半程度。途中のろのろ運転だったり駅で止まったりで、到着は予定より1時間半くらい遅れました。
ヨーロッパの鉄道ってそういうもんだと誰かに言われたことがあり、そのときもやっぱり遅れてた。
ですからポーランドも、そうなんだなと納得。
電車が遅れていてもみなさん、ぜーんぜん気にしていないし。私も今回は次の予定もないし、まいっかという感じ。
それより、ここまででものすごく良くしてもらっていたので(記事のほかにも)、ぜんぜんオッケーと思う。
だってまだ、日本からずっと移動しているだけなのに。
どういう親切かというと例えば、駅構内のホームへつながる階段の下で、スーツケースを置いて立っているとするでしょ。
通りがかる男性がすべて、すべててですよ、「運んであげようか?」と声をかけてくれます。
こっちが中高年のアジア人女性だからねということだとしても、親切すぎないかね?
それがあまりにも自然な行為で、私に話しかけるときも笑顔だし、なんだかすっかり面食らいました。
あなたたち、まぶしすぎる。
ということで、電車の遅れは大丈夫です。
沈黙の中、クラクフ→ワルシャワへ
社内で食べるお弁当よし!時刻表よし!乗車ホームよし!セクターよし!今度こそばっちりだと電車に乗り込む。
ちなみに今回は予約のときに、サイレンスカーなる車輌を選びました。Strefie Ciszy、何て読むのかね。
ナニソレ、静かなのかいな。
PKPのサイトには、こうありました。グーグル先生お願いします。
沈黙のゾーンでは:
- 私たちは沈黙を保ちます。例外的な状況では、私たちは囁きながらコミュニケーションを行い、
- 私たちは電話で話をしませんが、
- 私たちは電話、タブレット、ラップトップで音を止め、
- 私たちは静かに音楽を聴き、ヘッドホンでのみ聴く。
あなたのペットと一緒に旅行する場合は、それが沈黙ゾーンのルールにも当てはまることを忘れないでください。
占有されているスペースに食事や飲み物を注文することはお勧めしません。バーカーを使用することをお勧めします。
引用:https://www.intercity.pl/pl/site/dla-pasazera/3052/strefa-ciszy.html
だいたいわかった。これはいい感じ。沈黙のゾーンの運賃は、普通の席と同じですよ。追加ナシ。
よし、この車輌にしてみよう!
↓ 車内はこんな感じでした。
OH! 行きとは別世界!沈黙のゾーンよ。車内には、ショパンの曲までかかっておりました。
座席の周りに、下のようなカードがかかっていますよ。
コレ、うるさい人へイエローカードのように渡すの?
いや多分、この車輌は沈黙でなく普通に使用することもあって、沈黙の場合はこのカードをコートかけなどに設置するんじゃないかと推測したのだけど。どうなんでしょうか。
行きの、行き先を示す100均ケースと同様の感じかな。フレキシブル?
いや~、しかしこれは静かですばらしい。
日本の場合は、すべてが沈黙のゾーンだけどね。
ちなみに2等席ですが、飲み物を無料でくれます。
ロマンスカーに乗っているときのような感じで、途中ワゴンが来ます。バイト女子みたいな、学生ぽい子でした。
コーヒーか紅茶、または水が選べます。水は普通のと発泡とがありました。
降車・・・
帰りは遅れることなく、ほぼ時間どおり。うーん快適。
「次は、ワルシャワナントカ~」というアナウンスがあり、降りますよ、もう完璧にできてこわい!と思ったわけです。
しかしながらここで、・・・降りる駅を間違えましたよ。ははは。期待を裏切らない自分である。
ワルシャワ駅のホームは行きに使っていたはずなのに、間違って降りちゃって。
あれっここはぜんぜん、ワルシャワ感がないじゃん。ホームからして。と思う間に、電車は発車しちゃったよ。
うーん、これは困ったなと。
ワルシャワなんとか駅にも、この、人の思いを拒むような黄色い時刻表に世話になるも。
しかし、全然わからんよ。
となればスマホでグーグルをチェック。地図上では、ほんとあと数駅でワルシャワって感じなとこにおる。
(日本でもどこでも迷ってばかりなので、迷いに耐性?があり自然と体が動くところが悲しい。)
電車に乗ればいいんだよね。それは、わかっとる。
そしたら、警備中のガードマン?のような若者2人連れが来たので、迷いなく聞いてみる。
私「間違って、途中で電車降りちゃったの」(怪しい英語でチケットを見せる)
ガードマン1「え、オレ英語話せないし、お前頼む」(たぶんポーランド語)
ガードマン2「えーと、このホームからじゃないよ。あっちだよ多分」(怪しい英語ですごく向こうのホームを指差す)
全員、言語が怪しいが、問題なくコミュニケーションはとれ、ワルシャワに行くにはどうやらホームが違うとのことよ。
ほんとか!でも、彼らは駅員さんでなくガードマンなのだから、知らないよね乗り換えなんてさ。
しかしながら、親切に教えてくれたからそれで十分です。この情報が、テキトーでないことを祈るばかり。
とても親切だけど、実は結構テキトーなポーランド人のみなさんです。
↓ その間、降りたホームにはいろんな種類の電車がどんどん来てました。
ホームを移動
コンコースを降りて、教えてもらったホームへ向かう。どうやらホームはあっているようだが、なんだかさっぱりわからないまま。
そこでふと、切符代は別に払うんじゃないのと思いいたる。
・・・日本でだと、どうだっけ?
新幹線だと、市内は確か無料だっけか。しかしここは、ポーランドよ、あなた。
ちぇっと思ってキョロキョロしていると、チケット売り場を発見。
これも今思うと不思議だよね。なぜここに、チケット売り場があるんだろうか。ホームの階段の直下だよ?
もう、なんでもいいや、ワルシャワ駅までチケットを買うでよ!
チケットの窓口のオバちゃんに、「ワルシャワ!」とほとんど叫ぶ感じで。
↓ これがその、命のチケット。
窓口では普通にチケットを発行してくれ、マーカーをひいてくれてる。運賃は100円くらい。よし!合格!
するとチケットを私に渡してくれるときに、「ここから上がってね!」(もちろんポーランド語)と階段を指差してくれた。
もー、なんて親切なんだろうか。しかしながら、オバちゃんのジェスチャーはそこで終わりませんでした。
なんか一生懸命に伝えてくれているが、何を言っているのかさっぱりわからない。
私がきょとんとしていると、窓口の向こうで席から立ち上がっても続けてくる。
え、立っちゃってるし。これは聞かないとならん。
ジェスチャーはどうも、線路をくぐれ、みたいな感じ。もぐってから上がれ、と言っているような。
え、だって、この階段を上がったらホームだよ?もぐるって、どゆこと?
オバちゃん「(高速でポーランド語で話しつつも、もぐってから上がれのジェスチャーをし続ける)」
私「このホームでしょ?(どうせ伝わらないから、もはや日本語で階段を指差す)」
オバちゃん「ターク、ターク!(うなづいてさらに、もぐってから上がれのジェスチャーをし続ける」
私「???」
オバちゃん「(まだ座らずに立ったまま、もぐってからのジェスチャー)」
私「イエス!本当にサンキュー!(まねして、もぐってからのジェスチャーをする。さっぱりわかんないけど、ここでわかったと言わないと一生続く勢いだ。ありがとう、オバちゃん!)」
ということで、階段に向かいスーツケースをガラガラ、「運んであげようか?」をお断りしながらもホームに上がり電車に乗り込みました。
そして無事、正しいワルシャワ駅に着きましたとさ。
後で思ったけどもオバちゃんは、次の電車はS2駅に止まるよと言っていたんだと思う。
だから、S3駅までは少し歩くよ、と言っていたんだと思う。
「もぐる」がなにかは、謎だけど。
つづきます。
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