OH!やっと電車に乗れたよ!しかしながら、珍道中はまだまだ続く・・・。

 

 

乗っちゃえば大丈夫!じゃなかった。

参考:
https://314-store.com/blog/ポーランド/【ポーランド2017-10】pkp-icご利用のみなさんは迷わず乗/

 

すごい混みこみな車内

前回、ホームにいた駅員さんに乗車ドアを教えてもらい、無事乗車できました。

席に着こうとするポーランドのみなさんはすごく盛り上がっていて、超にぎやかです。
この電車は満席で、車輌いっぱい非常に混んでいました。どうなるかというと、

狭い通路をスーツケースを押しながら「すみません、すみません」と通っていくことになる。

そうしながらも、チケットにある番号と座席番号を確かめて、あっ!となった。
遠いじゃんこれ、あっちの口から乗らなきゃコレさ、だめなパターンでしょコレと。

駅員の人!もー!

しかしながら、戻ろうにも通路で前後を挟まれ身動き取れない。進むしかないわけです。
「すみません、すみません」一択ですよ。

本当もう、みんなすごい盛り上がっていて、全員親戚なの?じゃなきゃなんでこんな嬉しそうなわけ?なんでそんなに笑顔なのか?と。
止まっては1歩進み、の状態。ゴールまで数メートルなのに、全然進まない。

とっくの昔に電車は出発していますよ。

人に迷惑をかける

人が後ろに並んでいても、おかまいなしに通路をふさいでいる人ばかりで、えっ!
あのソレだめでしょーと思うんだけど、みなさん全然気にしてない風です。

で、そのとき私はリュックをしょっていて、その左サイドに飛行機内で使ったドーナツ枕をくっつけたままだったのだけど、
気がつけばそのドーナツが、座っているポーランド人(と思われる)の男性の腕にバッスンバッスンぶつかているではありませんか。

ちょうど、まさにバッスンしているのが自分の目に入って、あっ、この感触、あなたにずっとぶつかってましたよね私!、とわかる。
相当な間この人は、東洋人の女からおかしな枕を何度も何度も押し付けられていたのに、ガマンしてたわけですよ。

あわてて「ごめんなさい!」と謝ると、ちょいと視線をずらしたままに、うなずいてくれました。
すごく体格が良い人で、どのくらいすごくかというと、その体でよくこのスペースに座れましたねくらいの。

ルックスは耳から下に顎までヒゲがもじゃもじゃで、どう見ても自分からは話しかけないタイプです。
そんな彼は、席の中にちょこんとおさまっていました。

この状況、日本だったら「ちょっとアンタ、ぶつかってるよ!」と怒られて当然です。
屈強なイメージでじっとガマンしてたのかと思うと、なんかかわいらしい。とか、失礼ですが。

  

ここだ!と思ったら…

そんなこんなでなんとかのろのろ進み、もう反対側のドアに近い状態(涙)で席まで到着。
よかったー。座らせてください、この私を。

しかし。

上品なおばあさんが一人、私の席に座っているではないか!
おばあさんからにっこりされるも、こちらは「!!??」であります。

まず思ったのは、乗る電車間違ったかということ。いやいや、それはさすがに駅員さんに聞いたからだいじょぶなはず。
次に思ったのが、車輌を間違ったかということ。うーん。

こんなときは落ち着いてまず確認よと、手に持っていたチケットをもう一度確かめてみる。
うーん、うーん、どう見てもここなんだよなあ。この席なんだよなあと思うわけです。おばあさんに話しかけます。

私「あのー、こちらの席ですか?(怪しい英語)」
おばあさん「そうよ!(ニコニコと多分ポーランド語)」

私「あのー、本当に?」
おばあさん「もちろん!ほら、チケットもあるわよ!(ニコニコ)」

これはまいった。どうしよう。またもピンチだよ。

↓荒くてすみません。犬が乗ってた。

ふと気がつくと、おばあさんと私を囲んで、前の席の人(もう立っちゃってこっち見てるし!)、後ろの席の人(こっちも立っちゃってる!)、通路に立っている人、すべてのひとが私たちをジーっと見ています。
わっ、どうしてみんなでそんなに見ているのか!?と思ったが、

私はこういうのは大丈夫というか、おうラッキーと思う方なので、通路で私の前に立っていた人に自分のチケットをみせて、
「これ、ここであってますか?」と聞いてみた。

と同時に、おばあさんのチケットは後ろの席に人が見てくれている様子。
私の人のほうは、「番号・・・、車輌・・・、」とかなんか、ぶつぶつ言っています。これが、ぜんぜん迷惑そうに見えない。

ちょっとカッコイイ若い男性でした。
するとおばあさんの人のほうが「これ、隣の車輌と思うよ(たぶんポーランド語)」と教えてくれた。

よかった!

あばあさんは「ソーリーソーリー!」ととても恐縮されて、このチケットの書き方はわかりづらいとかなんとか、ポーランド語で言っていたように思う。

私も自分でもさっぱりだったから、「いいんです。気にしないで!」と怪しい英語で返しました。

私たちを囲んでいたみなさんは全員でニコニコーっとなり、さっと解散です。前の人後ろの人は座り、通路の人はおしゃべりしながら進むのを待つと。おばあさんを見ると、回りの別の人がまたサポートしてあげていた。

えー、なんて親切なの。こんなのって信じられないな、国民性??と感じたのを覚えています。
とにかく、みなさんのおかげで席につきました。

ありがたや、ありがたや。

 

関係ないけど、ワルシャワ空港にあったマックです。
↓ お店の外に大きなディスプレイがあって、そこにメニューが表示されるらしいよ。選んでる、選んでる。

 

つづきます。mi